About us ご挨拶

丸島運輸株式会社 代表取締役 江藤 博一

丸島運輸(株)設立から40年を迎えます。

もともと父は大手プラスチック加工の会社で働いていましたが、丸島産業という下請けの加工会社を設立、その後丸島産業の運輸部門を独立という形で丸島運輸を設立したのが昭和50年でした。
社名となっている「丸島」は、今は市区町村合併でなくなってしまいましたが、古くから平塚にあった村落名が由来となっています。
丸島産業の加工品を運ぶ傍ら荷主さんを開拓し、幾つかの主要取引先も増え徐々に発展を遂げたと聞いています。

Q. 社長も若くから会社のお手伝いをなされていたのですか?

いえ、そうではなかったんですよ。父は部門の独立とはいえ丸島運輸を一代で築き上げました。昔気質の運送会社の社長さんとして、豪快でとても元気に働いていましたし、私には真似はできないかなと。当時の私は語学力を生かした対外的な仕事に携わりたいとの思いが強く、結果、卒業後は商社勤務を選択したんです。
ところが勤め出して数年が経った頃、父が体調を崩しまして、その時に丸島運輸の将来や私の将来を考え、そこで私にできることは何なのか?私の目指す道をこの会社と共に築くことはできないか?と思うようになりました。
しかし、だからといって社長の息子として特別待遇されることは嫌だったし、父も考える人ではありませんでしたので、先ずドライバーとしてこの会社でのスタートを切りました。

Q. 決意をもっての転職だったのですね。

当初は、父も敢えて大変な仕事を沢山与えてくれ、とてもハードな日々を過しましたが、現場の感覚を知ることで他のドライバーの気持ちが見えてきたり、コミュニケーションを良好にはかることができたりと、良い経験になったと思います。
また父が築いてくれた道に胡坐をかいて…と世間一般から見られるような生活は送りたくなく、この頃は人一倍勉強もし、知識経験を身に付けました。この業界は率先垂範で、現場を知らなければ運転手さんはついてこないと感じています。
平塚青年会議所、神奈川県トラック協会青年部会の理事長、地区会長等もやらせていただき、利害関係のない場所で、人に上手く動いてもらうためのリーダーシップの勉強をさせてもらいました。

Q. 社長就任、そして…

平成19年、父から会社を受け継いだのですが、そこに過酷と言える試練が待っていました。
就任1年目、元請だった一つの会社が不渡りとなり、そこの負債を抱えてしまい赤字。2年目はサブプライムローンの影響を受けてまた赤字。2期連続の赤字決済では世間から心配もされます。いわゆる会社存続の危機に直面しました。
「このままではいけない。」と考えた時に、私なりに幾つかの改善策を打ち出してみようと思ったのです。

経営改善

私一人では何もできない。ですから管理職を沢山育てることに力を入れました。良くも悪くも当社は家族経営ではありませんので、誰でも頑張れば管理職になれる。役員にもなれる。将来的には事業継承のことまでしっかりと考え、これをドライバーに浸透するように取り組んでいます。現在、地域4拠点に居る管理者は、皆さん元ドライバーです。
更に、小さい会社ながらも管理者を集めて経営会議を実施しています。この会議の中では、外部から講師等を招いて勉強会もやりますし、会社の良い所、悪い所を全てさらけ出しオープンにしていきます。すると何が必要で何が必要でないかが見えてくる。原価計算を根本から捉えることによって会社の立て直しをはかりました。
こうした取り組みによって、数年かけて徐々に結果が見えてくると、社員一人ひとりが良い流れを感じ、「やりがい」と共に個々の責任感も増し、より一層頑張ろうとする相乗効果が生まれました。社員や世の中のための我が社だと思うし、私はそこに「やりがい」を感じています。

業務改善

日本の人口はだんだん減っていきます。大手企業の海外進出により国内の荷も減っていきます。小さな運送会社が隙間の仕事を奪い合う形が常態化すれば、生き残る会社があれば消える会社が出てきます。この仲間内の争い事はしたくないと思うのです。
では、「ポテンシャル。潜在能力、可能性として持つ力。」は何処にあるか…………海外だろうと。
私は東南アジアにビジネスチャンスを感じ、現在までに何カ国も廻ってきました。その中で、数年前からミャンマーに白羽の矢を立て、事務所を借り、人脈を作る所まで漕ぎ着けることができました。ここでも、自分のためではなく、ミャンマーのために何かできることはないか。と考えながら人と接することで、現地の方とも徐々に繋がりができたんです。

Q. 現在の事業概要を教えてください。

現在は業界最大手の塗料会社、鉄鋼加工会社、農協系の3つの元請を柱に車輛をフル活用し、協力会社さんにもお手伝いいただいて事業を展開しています。
ドライバーがしっかり仕事をしてくれるので、私は営業や勉強ができるのです。余談ですが、事務所のゴミ出し、トイレ掃除、車庫の掃き掃除なども毎日欠かさない私の日課としてやっています。ですから出社は常に一番早いんです。

Q. 見事に危機を乗り越えられたのですね。

無理難題に直面した時、これは無理。と諦めるのではなく、始めから立ち向かう姿勢で考えてみれば、どうしたらクリアできるのか?何を抑えれば先に進むのか?といったチャンスを発見できると思います。ですから、当社のカラーでもある、「あれこれ言う前にやってみる。」を実践したんです。
「いかなる試練でも、乗り越えれば次は同じ事が試練と感じなくなる。下がるだけ下がったら後は上がるしかない。」物事をポジティブに捉えて取り組む姿勢を大切にしています。試練は次に向うための修行だと思えばいい。その思いで努力をすると、不思議と結果ついてくるものだと思います。

Q. 今後の展望は

5年、10年先を見ることも勿論大切ですが、小さな会社ですので、世の中の動きに合わせて1年後、2年後に当社がどうなっていたいか?と考え、そのためには今何をすればよいのかを準備する。これを繰り返してきた結果、現在の丸島運輸があります。
これからも、今の荷主さんのニーズに対して的確な対応をしていくこと、また、物流コスト削減に繋がるような総合的な提案をさせていただくことに努めていきたいと思います。また、本格的な事業展開としてはまだ少し先ですが、いつか海外にも進出できればと期待を込めています。
少し軌道に乗ったかなと感じれる今だから、「上がったら、今度は下がるしかない。」という危機感があります。2度目の消費税増税も控えています。だからこそ、もし下がる時がきたとしても、その時は幅を最小限に食い止められればいい。要は「浮かれていてはいけない。」ということを念頭に置いて、これからも精進したいと思っています。

「利益は後からついてくる。だからまず、人や地域から必要とされる企業になろう。」

「社長以上の器に会社は大きくならない。だから自分自身に投資をし、勉強をする。情報も得ていく。」

 

わたしたちと一緒に働きませんか?

丸島運輸株式会社では、前向きでチャレンジ精神旺盛な人材をお待ちしています。

異業種からの転職

未知の分野へ翔こう!
新たなチャレンジを応援します!

新たな環境を求めてのステップアップ

大型車輛を運転するには技術と経験が欠かせません。プロとして誇りを持って更なる高みへ!

管理職への道も

管理職は皆、現場を知り尽くしたベテランドライバー。現場を知らずして語ることなかれ。


丸島運輸株式会社

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